賃貸物件に在住の方へ!害虫トラブルの対策と費用負担について解説します

賃貸物件に住んでいると、苦手な害虫が出て困ることがあります。特に夏に近づくと害虫が多く発生します。しかし「害虫トラブルはどのように対処したらいいの?」などと、不安になる方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、害虫が出た場合の対策や害虫駆除の費用負担が貸主にお願いできるケースについて解説します。

□害虫が出た場合の対策
*侵入経路をふさぐ
害虫といえばハチ、ダニ、カメムシ、コバエ、など、さまざまな種類がいますが、賃貸物件ではある程度の害虫は、自分で対処しなければなりません。まずは、害虫が入ってくる侵入経路をすべてふさぐことが大切です。一度家の中で害虫を見つけたにもかかわらずそのまま放置しておくと、害虫の侵入が増える可能性もあるためです。害虫の主な侵入経路としては、以下が挙げられます。

・玄関、窓、ベランダ・エアコンの開口部、ドレンホース
・換気扇、通風孔
・キッチン、浴室、洗面所、洗濯機など、水回り設備の排水管、排水管の開口部
駆除する前に侵入経路をふさぐことで、害虫被害を最小限に抑えられる可能性があります。市販の侵入口をふさぐキャップなどで対策できます。

*害虫をすべて駆除する
侵入経路をふさいだ後、部屋にいる害虫をすべて駆除するために駆除剤を散布します。駆除剤は、くん煙・くん蒸のタイプがあり、殺虫成分が部屋の隅々まで行き届くようになっています。
使用する際は駆除剤が付着しないように、部屋の中の衣類や家具、家電製品などにビニールシートを被せておきます。また、駆除剤を使用する際に火災警報器やガス警報器が反応する場合があるので、付属の専用カバーを使いましょう。

□害虫駆除の費用負担が貸主にお願いできるケース
賃貸人は、物件を適切な状態で使用させる義務を負っています。(民法601条)したがって、害虫が発生した場合は、一定の害虫を駆除する義務を負っていると考えられます。
しかし、自然発生した害虫に対して完全に駆除する義務を負うわけではなく、害虫駆除の専門業者を手配するなど、必要かつ可能な範囲に限られます。(参考:東京地裁平成25年12月25日判決)
貸主に費用負担をお願いできるケースとしては、建物や配管設備の不良で害虫が侵入しやすい状況にあった、別の部屋がゴミ屋敷であって場合など、借主に落ち度がなかった際に請求することができるでしょう。

□まとめ
ここでは、害虫が出た場合の対策や害虫駆除の費用負担が貸主にお願いできるケースについて解説しました。害虫が発生したら、侵入経路をふさいでから駆除を行うようにしましょう。借主に落ち度がなく、建物や設備不良が原因で害虫が侵入しやすくなっていた場合は、害虫駆除について貸主に費用負担を請求できる場合もあります。

 

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